シングル『&』を出す前あたりから、ayuの中で「teddy bear」が流れていた。見ない振りをして曲を作ったりライブをしたりしていたけど、見て見ない振りのまま今年を終わらせられない気がして、「teddy
bear」な感じを伝える為にタイトル曲を作り、ミニアルバムは今年一年のayuという感じになったので、今年出したかった。PVをつけようとおもったのは、映像に興味がったから、力を入れた物として見てもらうのもいいなと思ったから。[03年12/23号
No.49・週刊東京ウォーカー参考]
楽曲解説[2004年6月号・beatfreak参考]
シングル『&』で「Greatful days」「ourselves」「HANABI~episode II~」の映像を作ったんだけど、それをみたプロデューサーがCD+DVDのミニアルバムをリリースしようと話がきたのがきっかけ。ジャケットテーマは内に秘めた強さ、内に秘めた思い。ジャケットの写真は笑っているでもなく、泣いているでもない全て無表情な私。全体的なカラーもあえて存在を主張しないゴールドにした。
「ALGEL'A SONG」は、メロディーが突き抜けている。作曲者から来た状態はもっとロックで悲しい感じだったけど、HALさんにアレンジをお願いしたら、思い切りアップなアレンジにしてきて、私のなかでグッときてできた曲。
「Because of you」は、友達がある人との出会い好きになった。でも上手くいかなくて落ち込んでいた。ayuが出会わなければよかった?と聞いたら、出会えてよかったし出会えたことが自分によってすごくうれしいといい顔で答えてくれた。そのことがayuの中で強く残ってこの曲が生まれた。
「ourselves」のPVは、奇抜なメイク、衣装、狂気の世界に身を投じた学者。ayuのポスターを破くアンチファンたち。そしてayuと同じ顔をしたマスク、丹下監督ワールド前回な作品です。
「HANABI~episode II~」は、シングル『H』にはいっていた「HANABI」の、もうどうしようもない、という詞で終わっているのを、それではそれで良いけどちゃんと終わらせたいなと思った。ロケをしたのは九十九里浜。早朝から日没まで空模様を気にしながら分刻みで撮影。はかなく散る花火、終わりを告げるようにどこか哀しげな表情をしていると思う。
「No way to say」は、説明したいけどうまくできない、喋れば壁ができていったり、本当に話すこと、説明することが苦手だなと感じていた時があった。それを人に話したら、皆そうなんじゃない?と言ってくれた人がいた。その言葉がきっかけで出来たのがこの曲。PVではサンタクロースが皆とは違うティッシュをayuにくれるシーンがあるけど、便利なこの世の中でメールとかで用件や気持ちを伝えることが多いけど、やっぱり大切な人には思いを込めたプレゼントは手渡しの方が絶対いいと思うからそういうイメージを表現した。
「forgiveness」は、どの年代の人にも共通してあるのは何だろうと考えたら愛だった。寛大な、という“forgiveness”には許すや寛大なという意味があるけど、この曲には寛大な、という方に近い。PVではCGを多用したから、ここにこれがあると思って、と言われたりして、自分でイメージしながら演じなければならなかったのが難しかった。[2004年6月号・beatfreak参考]
「Memorial address」はayuの中で特別な存在。この曲を作っている時、私の中にあった「teddy bear」という曲と共に大切なモノ。[2004年6月号・beatfreak参考]「Memorial
address」という曲に関してはayuから色々説明するつもりはなく、ちゃんと聞いてくれれば私が何を思って曲を書いたか分かると思う。歌詞を載せてないのも、文字にしてしまうより何も情報が無い状態でまず耳で聞いて感じて欲しかったから。[03年12.20→12.26 関東版・TVガイド参考]