■浜崎あゆみ楽曲解説
『LOVEppears』『appears』で白ayu、黒ayuを披露した時に浮かんだアイデアで、次の作品では絶対に“ひょう”を!と思っていた。自身もすごく気に入ってる。[2000年11月1日発売No.24・雑誌SEVENTEEN参考]
『vogue』『Far away』『SEASONS』の3部作の流れを深く追うような構成になっているアルバムが『Duty』である。全体を通じて。“大丈夫、泣かなくていいから”というのがテーマ。
一曲目の『Duty』。いろいろな大きな犯罪、ニュース、歴史が塗り替えられ、そうやって一つの時代が終わっていく。自身もいつまでも若くいられる訳でもない、傍観者でいられる訳でもない、そう伝えたかった。詞に“自分の番だ”という言葉あるが、これは自分を含めてそれぞれ君たちの番でしょという意味を持っている。それを伝える事が自分のすべきことを思った。『End
of the world』、これは人間だれしもある汚い部分がかかれている。自分が辛いとき、もっと落ち込んでいる友人を見ると、泣いてる場合じゃない!と感じる。それは自分より不幸な人を見て慰められているわけ。結婚した友達の幸せそうな顔を見た時、嬉しい反面焦る気持ちもあるのではないか。大人でも子どもでも男でも女でも、必ずそういう所を持っているという事を書きたかった。『SCAR』、友達と大ゲンカした際、私って日本で一番辛い!と思いベランダに飛び出した。浜崎さんはすごく泣いていたけれど自分の家のベランダで夜景を見たとき、大きいビルに明かりがついていて、そこには様々な人がいて、出会ったばかりの男女や別れの話をしている夫婦がいて、浜崎さんみたいに泣いている人もいると、冷静に感じた。わからないけど道ですれ違ったりしているかもしれない。そういうのを書きたかった。『SURREAL』はすごく現実的な事を書きたかった。友人が道で転んだ時“私なんてどうなってもいいわ”と泣いていた、しかし転んだ瞬間は手をパッと地面について自分を守ってた。それを見て、どうでもよくないんだぁと思ったという。浜崎さんは手を差し伸べてあげる人間ではなくて、一緒に行きたいんだったら、隣に並ぼうよみたいな感じがいいなと思った、それが『AUDIENCE』。出口にを見つけた『SEASONS』、しかしそこにたどり着くまでは簡単ではなかったことを綴っているのが『teddy
bear』。そして完全に立ち上がった『Key~eternal tie ver.~』『girlish』へと続く。[2000年10月5日発売・雑誌CDでーた参考]