【楽曲解説】
シングル『H』
ファーストアルバムをリリースした後、夏が近づいてくると“夏のアルバム”が出したいよねとプロデューサーと話していた。しかし夏は毎年全国ツアーがあったりして、アルバム制作が出来ない。今年の夏前にも、今回もツアーがあるから無理だね、と話していたが、何曲位なら書けそう?と聞かれ、頑張れば何曲かは、ただアルバムをつくるまでは難しい、3曲くらいかな、と答えたのがキッカケで制作を始めたのが『H』。[2002年8月5・20日夏の合併超特大号・CDでーた参考]
タイトルを『H』にしたのは、どれがA面というふうに捉えてほしくなく、その中でそれぞれ一番[僕]になりやすいものとか、[君]といえるものを見つけてほしいと思ったから[2002年8月号・ザッピィ参考]
「independent」
野球のテーマソングという話があって、夏を意識した曲ではないが、Happyなものをテーマにして楽しみながら作った。[2002年8月5・20日夏の合併超特大号・CDでーた参考]
「July 1st」
浜崎さんの中で夏の2大イベントがあり、その一つがJust 1st(7月1日)。6月30日が仲の良い友人の誕生日で、その日の夜は毎年皆で集まって騒ぐ。そこにいる全員で7月1日を迎える。その時、夏だな、夏が来たんだなぁ。海に行きたいなっと思う。この曲は、歌詞は明るいけど、メロディーはマイナーな所もあり、3曲の中で一番浜崎さんらしいもの。[2002年8月5・20日夏の合併超特大号・CDでーた参考]
6月30日は都内某所にあるバーの店長の誕生日で、毎年開催されるパーティーで、懐かしい人が全員集まる。6月30日から7月1日にかけて一年で唯一の不摂生な夜になる。毎年7月1日はグロッキー状態だけど楽しくて。私にとって1日は夏を思い出す日。8月に海の近くで店をやっている知り合いがいて、そこに毎年集まって花火大会を見るというのがイベント。[2002年8月号・ザッピィ参考]
「HANABI」
もう一つの夏のイベントは花火大会。これも毎年皆で行くけど終わって家に帰るときに、今年の夏はこうだったなと夏の出来事を思い出したり、夏の終わりを感じる。『H』は勢いのある『independent』ではじまり、突き抜けた『July
1st』、そして最後には物悲しく終わってしまう夏を表現したかった。[2002年8月5・20日夏の合併超特大号・CDでーた参考]